今回ご依頼いただいたのは、前から気に入っていたジャケットを新しくしたいというもの。これ、気持ちがすごくわかります。私も気に入った服があると、ずっと着ている事があるんですよね。で、そのお気に入りの服をベースに生地など新しくしたいという内容でした。早速、インテーゼでオーダーメイドで頼むと、どんな風にでき上がっていくのか見てみましょう。
この服をベースに新しく作ってほしい!
お気に入りのジャケットというのがこちら。サイズ感はもちろん、丸い衿やポケットが斜めになっている(バイヤス使い)のが、気に入っていたとの事でした。
今回は実際に、お洋服を借りることができました。助かります。手元に洋服があればこちらもより精度が上がりますから。
なぜ精度を上がるかっていうと
その答えはシンプル。
とにかく調べ倒せるから。
各寸法を測って、正面のバランスや後ろからのバランス、
ポケット、袖口、裏地のつき方まで徹底的に調べます。
サンプルが手元になくても作成可能なのですが、推測になるのでやはり実物があった方が確実です。
トワルを試着してもらう
そうこうして出来上がったトワルがこちら。
この段階でもまずまず再現できていますよね。
トワルを送って着てもらった所、もう少しバストを出したいという事でした。釦の位置を下げたりとか、細かい要望を出してもらいます。
自分好みにカスタマイズできるのが、オーダーメイドのいい所ですしね。
修正を反映して完成
そうして、完成したのがこちら。
生地違いで2着作成しました。手前味噌ですが、なかなか雰囲気よく上がったんじゃないでしょうか?
ということで、ジャケットが試作(トワル)になり完成品になるまでを写真にしてみました。だんだん完成していく様子がわかりますね。参考になれば幸いです。
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